彗星会〜泣き虫諜報員恋のミッションコード6700〜

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help RSS 海が見える町  第二十一話

<<   作成日時 : 2005/09/04 20:36   >>

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合コンは滞りなく進んだ。

しかし、先輩のお目当ての彼女がなぜか僕にばかり話しかけてくる。
「悟君は一人暮らしなの?」
「あ…まぁそうだけど」
「食事とかは?自炊?」
「いや、コンビニの弁当が多いかな。あとはバイトの帰りに外食してくる。」
「えぇ〜それじゃあんまり体によくないんじゃない。彼女が作りに来てくれる事とかないの?」
「彼女って…」
そうか、志衣ちゃんとは直接付き合っているかなんて確認していないけど、普通の恋人どおしなら、一人暮らしの彼氏にご飯の一つもつくってくれることがあっても不思議じゃない。
それどころか、志衣ちゃんは僕のアパートに来たことすらない。
「おいっ悟!ちょっと」
友人が僕をトイレに引っ張っていった。
「頼むよ悟、あの子が先輩のお気に入りだって知ってるだろ?お前ばっかしゃべってたら先輩がしゃべれないじゃないか。」
「そんなこと言ったって、向こうから話しかけてくるんだから…」
「わかってるよ、それをうまく先輩のほうに向けろって言ってんだよ。先輩かなりいらいらしてるぜ。」
「そんなこと俺にはできないよ。それに、はっきり言ってあの子、先輩のことあんまり好きじゃないみたいだぜ。」
「そんなことは百も承知なの!」
「わかったよ。じゃ、どうすればいいんだよ」
「お前さ、用事があるっていって抜けろよ。お前がいなくなれば、先輩ももっと彼女と話せるんじゃないか?」
トイレから戻ると僕は「今日実家から電話があるから」といって、先に席を立った。
店から出て行こうとしている僕を、満足そうに先輩が見送っていた。

「なんだよ、来いって言ったり、帰れって言ったり。でも、まぁこれで一応の責任は果たしただろ。」
ぶつぶつ言いながら、僕はタクシー乗り場で帰りの車が来るのを待った。
するといきなり後ろから
「悟君!」
ビックリして振り返ると先輩のお気に入りの子が立っていた。
「急に帰るって言うから、気分悪くしちゃったのかと思って、私も追っかけて出てきちゃった。っていうか私もあんまり乗り気じゃなかったから、悟君に便乗。帰る方向同じでしょ?」
切れまくっている先輩をなだめている、友人の顔を思い浮かべて少しおかしくなった。
「じゃ、一緒に帰ろう。」
僕は彼女とタクシーに乗り込んだ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
おぉ更に展開が広がる!
先輩の気に入った子が志衣ちゃんだったのかと思ってました。
読みが浅いねぇ、ぼかぁ。
某肉屋
2005/09/04 23:45
おいおいこれからどうすんだよ
広がっちゃったぜ
タクシーに乗る⇒おい、○すお払っとけ!
にはならんよね
flower
2005/09/05 08:37

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